ヘッドとオートリバース [オーディオ]
カセットのネタでもうひとつ
ヘッドとオートリバースという機構について。
コンパクトカセットの再生機器(カセットデッキ)が今ではそれなりの高値で取引されるようになってきました。
カセットデッキのなかでも、テープの入れ替えをせずに再生できる機種はわりと人気です。
また、パーツで重要な部分にヘッドがあります。それも併せて書こうと思います。
このパーツは先日ご紹介した、ナカミチというメーカのドラゴンというデッキのヘッドです。
ヘッドという部分はテープと接触して音を再生したり、録音したり、消去したりという役目をもつ部分で、小さい部品ですがテープとデッキを繋ぐ大事な部分です。これがないとカセットテープの音がでませんし、録音もできません。
再生用のヘッドを上から見るとこんなかんじ。音を読み取る溝がついています。
通常のカセットデッキではカセットテープの片面を順方向(⇨)で読み取りますが、テープを入れ替えなくても逆方向(⇦)に走行が可能なオートリバース機構というものを搭載するものがあります。
ドラゴンもオートリバース機です。(ただし、録音する際は入れ替えが必要です)
オートリバース機には、再生のみならず録音も両面できてしまう優れた機種があります。ヘッド部分が回転し、繊細な動きとともに耐久性も要求されます。
テープをいかに安定して走行させ、読み取るかという部分にカセットデッキのメカトロニクス技術が集中していることは間違いありませんね。
今回はこのへんで。
タグ:カセットデッキ
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